2025年10月にテレビ朝日系で放送される新ドラマ『ちょっとだけエスパーです』。
豪華キャストが出演するだけに、ファンの方々は聖地巡礼を予定している方も多いのではないでしょうか?
この記事では、判明している撮影場所やロケ地を中心にまとめ、さらに混同しやすいテレビ東京の過去作『みんな!エスパーだよ!』と間違えないように違いを解説していきます。
東京の住宅地を舞台にした日常シーン
『ちょっとだけエスパーです』は、非日常的な“エスパー”設定を、あえて日常的な町並みの中に描くことを狙っています。そのため、ロケ地は観光名所ではなく、ごく普通の住宅地や商店街が中心です。
- 足立区関原:ご近所のおじいちゃんが登場するシーン。
- 台東区今戸:高校生や近所の住民が行き交う日常風景を撮影。
- 荒川区南千住:下町感あふれるシーンに使用。
- 杉並区:花火大会や縁日の大規模な撮影が行われる予定。
- 埼玉県戸田市川岸:郊外の住宅地での撮影。ご近所との交流を描写。
これらの地域は華やかではない分、主人公・文太(大泉洋)が暮らす“等身大の日常”をリアルに感じさせる舞台となっています。
箱根で描かれる非日常のミッション
物語が進む中で、東京の下町を離れ、非日常的な舞台として選ばれているのが神奈川県箱根エリアです。ここでは主人公たちの“特別な任務”やSF的展開が描かれると予想されます。
- 大涌谷:噴煙立ち込める荒涼とした風景の中、旅行客役のエキストラが募集されており、劇的なシーンが撮影される模様。
- 桃源台駅:ロープウェイやバスの発着地。『新世紀エヴァンゲリオン』でも描かれた象徴的な舞台で、SFドラマへのオマージュの可能性が高い。
東京郊外の穏やかな日常と、箱根の非現実的な風景の対比が、ドラマの大きな見どころになるでしょう。
『みんな!エスパーだよ!』とは
2013年にテレビ東京系で放送された深夜ドラマ『みんな!エスパーだよ!』は、若杉公徳の漫画を原作としたSFコメディです。園子温監督が手がけ、過激な演出やエロコメディ要素、奇抜でカオスな物語展開で大きな話題を呼びました。
作品の特徴
- 放送枠:深夜ドラマ枠「ドラマ24」で放送。挑戦的で実験的な演出が可能な環境でした。
- 物語:突然超能力に目覚めた高校生・嘉郎と仲間たちが繰り広げるドタバタ劇。性的ユーモアとパワフルな群像劇が魅力。
- 世界観:愛知県東三河地方が舞台。監督や制作陣の地元であり、三河弁を用いた強烈なローカル感が特徴的でした。
主なロケ地
- 豊橋市の商店街
- 豊川の河川敷
- 旧鳳来寺高校(2011年閉校)
- 喫茶パトリア(劇中の「喫茶シーホース」)
- スマートボールアサクラ(2018年閉店)
これらの場所は、ドラマの世界観を形成する重要な要素であり、今でもファンの間で“聖地”として語り継がれています。
2作品の比較
- 放送枠の違い:『みんな!エスパーだよ!』は深夜の実験的枠。『ちょっとだけエスパーです』は火曜9時のゴールデン枠。
- ジャンルの違い:前作はエロコメディ色の強い群像劇。新作はSFラブロマンスで、人間ドラマを中心に描く。
- ロケ地の違い:前作は東三河地方という一地域に特化。新作は首都圏+観光地で日常と非日常を対比的に描く。
まとめ
『ちょっとだけエスパーです』のロケ地は、
- 東京下町や郊外のリアルな生活空間(足立区、台東区、荒川区、杉並区、戸田市)
- 非日常的なリゾート地(箱根・大涌谷、桃源台駅) と、日常と非日常を巧みに組み合わせています。
一方、『みんな!エスパーだよ!』は東三河地方というローカルに徹底的に根ざし撮影されています。
題名が似ていて間違えやすいドラマですが、撮影場所が異なるため、聖地巡礼の際はお気をつけ下さい。
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